初代タイガーマスク 佐山サトル&ストロングスタイルプロレス公式
一般社団法人 初代タイガーマスク後援会
4月10日、神奈川県社会福祉会館内にて、社会福祉法人神奈川県社会福祉協議会がマスク1万枚を寄付した一般財団法人初代タイガーマスク後援会に対して感謝状を贈呈した。
今回、初代タイガーマスク後援会が寄付したマスクは、福祉協議会を通じて神奈川県内の児童養護施設、乳児院、児童自立支援施設、児童心理施設の49施設、約2000人の児童に配布されている。
久良岐母子福祉会の長井晶子理事長は、これに対して「私たちの乳児院は、0歳から3歳未満までの赤ちゃんをお預かりしており、持病を持つ子なども居る施設なものですから、感染が広まるという事はとても怖い事です。マスクが底をつき苦慮していたところに頂戴しましたもので、本当に嬉しく、早速使わせて頂いている次第でございます。本当にありがとうございました」と感謝のコメント。
そして新間寿代表理事は、感謝状を受領後にタイガーアーツの初代タイガーマスクを取り出し、「昨日の夜、初代タイガーマスクから電話がありまして、『自分が行けなくて申し訳ありません。新間会長がマスクを被って、受け取ってください』という事で…マスクを平井が届けてくれまして、 当人のたっての希望でございますので、私がこのマスクを被って初代タイガーマスクの代わりを務めさせて頂きます」と語った。
記念撮影終了後、新間寿代表理事は集まったメディアに対して「マスクは後援会幹部のご尽力もあって続けて購入予定なので、マスコミのみなさんと一緒になって、初代タイガー、後援会とも相談して、今後とも活動を続けていきたいのでよろしくお願いします」と挨拶し、囲み取材を受けた。
――佐山総監は今回の件についてなんと仰っていましたか?
「『自分は出席したい…』と。今日、初代タイガーも本当に『行きたい』と言ってましたが、夕べ、私が寝たところに平井から電話があって、『佐山先生がお身体が悪く行けませんので、申し訳ありませんが、代わりに虎のマスクを持って行ってください』という事で、残念ながら来られませんでした」
――今回の活動の経緯と、神奈川で始まった理由は?
「そもそも今回の発端は『神奈川の伊達直人』という名前で福祉活動をしている方から電話で、『コロナウイルスで困っている人を助けたい』と相談を受けまして、会って話を聴きました。そこで、改めてタイガーマスクっていうのは、元は架空の人物だけど、実際に社会に影響を与える人物になって…原作の梶原一騎先生もスゴい喜んでいるな…そういう思いがありました。そしてその『伊達直人』の名前で依頼を受けた以上はなんとしてもやらないといけない。初代タイガーマスクからは、 『後援会の皆様に相談してみてください』と。そこで後援会理事会で相談しました。
昭和20年代に、『コロナ』というたばこが出て、それから『ピース』が出て、『コロナ』10円、『ピース』が5円だった。両方同じ日に売り出されたんだけれど、後世に残ったのはピースだった。ピースは平和の象徴で、ピースという名の鳩がオリーブを咥えてきたというノアの箱舟の故事を捉えて、『ピース』たばこの箱のデザインになった。そこで考えるに、コロナウイルスを負かすには、やっぱり平和(ピース)を望む気持ちで、心を1つにすべきだ、と思います。
だから初代タイガーマスクと私達は、『心を1つにする』そういう運動は何かと考え、後援会理事会の方から『皆さんが困ってるマスクがなんとかなります』『これからタイガーさんと一緒に活動をやっていきましょう』と仰っていただいて、そこでマスクを贈る事になりました。初代タイガーマスクの、自分の『タイガーマスク』では無い、別の「マスク」でもって、自分達が、困っている人を力づけよう、と思いました。
そして、『神奈川の方の伊達直人』からそういう申し入れがあったから最初に神奈川から始めよう。
『コロナの撲滅は、神奈川から始めよう。だから今日、本当に一番最初の運動はここだ!』と思いました。さらに初代タイガーは。『文明開化は横浜から始まった』とも言った。だから私達も、『文明開化は横浜から、コロナ撲滅も横浜から』という事で、これを初代タイガーマスクが声高らかに発信する。それを新間寿がマスクを被って、『マスクでもって、コロナウイルスを倒し、ピース(平和)な時代を自分達で創っていこう。みんな1つになろうじゃないか』こういう事でございます。今日は本当にありがとうございました」
【出席者】
社会福祉法人神奈川県社会福祉協議会
久良岐母子福祉会理事長 長井晶子
一般社団法人初代タイガーマスク後援会
代表理事 新間寿