初代タイガーマスク 佐山サトル&ストロングスタイルプロレス公式
一般社団法人 初代タイガーマスク後援会
一般社団法人初代タイガーマスク後援会が後援する、初代タイガーマスク佐山サトル主宰「ストロングスタイルプロレス Vol.38 ~初代タイガーマスク45周年記念興行~」が5月27日、東京・後楽園ホールで開催されました。今大会は、昨年4月に亡くなった新間寿さんの追悼興行として行われ、全7試合を実施。ベテランから実力派、女子勢まで多彩な選手が集結し、ストロングスタイルの名にふさわしい熱戦で会場を大いに沸かせました。
メインイベントでは、王者・黒潮TOKYOジャパン選手に関根“シュレック”秀樹選手が挑むレジェンド選手権試合が行われました。いつも通りのパフォーマンスで場内を沸かせた黒潮選手は、関根選手の痛めた膝を的確に攻め、主導権を掌握。関根選手の圧倒的なパワーに押し込まれ、ギブアップ寸前まで追い詰められる場面もありましたが、最後は延髄斬りの連発からムーンサルトプレスを決めて3度目の王座防衛に成功しました。試合後には間下隼人選手が乱入し、パイプ椅子を手に黒潮選手を襲撃。次期挑戦に名乗りを上げ、会場は騒然となりました。
セミファイナルは、ジャガー横田選手&里奈選手&キャサリン選手と、MIRAI選手&叶ミク選手&若菜きらり選手による女子6人タッグマッチ。華やかな顔ぶれがそろう中、ジャガー選手はさすがの存在感を発揮しました。MIRAI組も若さと勢いを武器に攻勢を仕掛け、試合は白熱の展開に。最後は一瞬の隙を逃さず、ジャガー選手が若菜選手を丸め込んで3カウントを奪いました。故・新間さんと初代タイガーマスクの“秘蔵っ子”であるMIRAI選手は白星こそ逃したものの、新間さんに恥じない気迫あふれるファイトを見せつけました。
「藤原喜明喜寿記念特別試合/アレクサンダー大塚30周年記念試合」と銘打たれた6人タッグでは、喜寿を迎えた藤原喜明選手が村上和成選手に頭突きを連発して流血に追い込み、伝家の宝刀・脇固めも披露するなど凄まじい闘志を見せました。相手チームの非情な足攻めに苦しみ、最後は高橋選手の膝十字固めに屈したものの、その戦いぶりはまさに“鬼”の貫録。また、久々の参戦となったアレクサンダー大塚選手は、船木誠勝選手をジャイアントスイングで豪快にぶん回し、大歓声を浴びました。
試合後には、藤原選手と出場選手たちがリング上で正座し、互いに礼をする場面もありました。その後、藤原選手が一人離れていた村上選手に握手を求めると、普段は荒々しいファイトでリングをかき回す「平成のテロリスト」が涙を浮かべながら応じ、藤原選手と握手、抱擁。会場は温かな拍手に包まれました。
第4試合では、スーパー・タイガー選手と間下隼人選手がいつも通りの激しい攻防を展開。互いに一歩も引かないぶつかり合いで会場の熱を高める中、久々の参戦となった澤田敦士選手が強烈な存在感を放ちました。最後はスーパー・タイガー選手を腕ひしぎ逆十字固めで捕らえ、勝利を奪取。試合後、澤田選手はスーパー・タイガー選手、竹田誠志選手組が保持するSSPWタッグ王座への挑戦を表明しました。しかもパートナーには、この日敵として拳を交えた関本大介選手を指名し、客席に大きなどよめきが広がりました。
第3試合の女子タッグマッチには、SSPWでも人気を集めるChi Chi選手が参戦。桃野美桜選手とのタッグで挑みましたが、ナイラ・ローズ&ナイトシェイド組が別格のインパクトを示しました。リングを揺らすような体格を誇りながら、スピーディーな動きも兼ね備えた2人は、フィジカルの差を生かして試合を支配。最後はナイラ選手がフロッグスプラッシュで3カウントを奪い、まさに“外国人レスラー”という迫力で強烈な印象を残しました。
第2試合は、竹田誠志&阿部史典組と、日高郁人&岩﨑永遠組によるタッグマッチ。試合巧者がそろった一戦は、随所に見応えある攻防が生まれる好勝負となりました。第1試合では、伸び盛りの彩芽蒼空選手が躍動。物怖じしないファイトで観客の視線を集めましたが、最後はベテランの藪下めぐみ選手が貫禄を示し、バックドロップホールドで勝利を収めました。
また第5試合前には、初代タイガーマスクがリングに登場しました。昨年4月に逝去した故・新間寿さんとの思い出を振り返り、リングに立つ者として、その存在に恥じない戦いを約束。全試合終了後には新間さんの映像が放映され、追悼の10カウントゴングも行われました。