初代タイガーマスク 佐山サトル&ストロングスタイルプロレス公式
一般社団法人 初代タイガーマスク後援会
一般社団法人初代タイガーマスク後援会が後援する、初代タイガーマスク佐山サトル主宰「ストロングスタイルプロレス」が12月4日、東京・後楽園ホールにて開催されました。団体20周年記念イヤー最終試合となった同大会は、チケット完売・超満員御礼の大盛況に。豪華全7試合はいずれも熱戦となり、大熱狂のうちに幕を閉じました。
ダブルメインイベントで最終試合を飾ったのが、新設されたSSPW認定世界タッグ王座の初代王者決定戦。スーパー・タイガー&竹田誠志組と村上一成&高橋“人喰い”義生組が真新しいベルトをかけて戦いました。終盤まで互いに譲らず一進一退の攻防を繰り広げた両チームでしたが、竹田選手が頭突きと高角度のバックドロップで流れを引き寄せると、スーパー選手がソバット、ハイキックなど打撃で一気呵成。竹田選手が高橋選手を場外で足止めする中、スーパー選手がハイキック2連発で抵抗する村上選手を仕留めました。試合後、光り輝くベルトはスーパー&竹田組の腰に。場内からは割れんばかりの大喝采に包まれました。
ダブルメインイベント1試合目は、ジャガー横田&Sareee&彩羽匠組vsMIRAI&NORI&宝山愛組と対戦。Sareee&彩羽が好連係を見せれば、ジャガー横田選手は躍動する若手に手を焼きながらも巧みな技で女帝っぷりを如何なく発揮して黙らせるなど、予想どおりの最強トリオとして立ちはだかりました。最後はジャガー横田選手が若手チームを分断してアシストし、彩羽選手の勝利につなげました。
船木誠勝選手は、久々参戦のデイビーボーイ・スミスJr.選手とタッグを結成し、レジェンド王者・黒潮TOKYOジャパン選手と関根“シュレック”秀樹組と激突しました。黒潮選手は前回と変わらぬ入場パフォーマンスで会場を味方につけましたが、船木組が入場してくると怖気づく場面もありました。ゴングが鳴ると9月後楽園大会でのアクシデントで負傷し、王座から陥落した船木選手は、黒潮選手に照準を定めて一直線。またも場外に出て翻弄にかかる黒潮選手を追いかけ、スミスJr.選手のアシストを受けて捕獲。最終的には黒潮選手の味方ながらレジェンド王座挑戦を狙う関根選手のアシスト(?)を受けた船木選手が、調子に乗るレジェンド王者を必殺のハイブリッドブラスターで沈めました。
新日本・元新日本勢が参戦する第3試合にも大きな注目が集まりました。成長著しい間下隼人選手が、現新日本の永田裕志選手と組み、藤田和之&ケンドー・カシンの元新日本組と対戦しました。藤田組に帯同したタイガー木原リングアナ(元全日本)の不可解な乱入はさておき、豪華な顔ぶれに場内の期待も大きく膨らむ中、各選手が個性を発揮したファイトを展開。間下選手も力強い打撃、バックドロップ・フィッシャーマンなどベテラン勢に果敢に攻め入りましたが、最後は藤田選手にパワーで押し込まれ、顔面へのサッカーボールキックに敗れました。
朱里&八神蘭奈組vs櫻井裕子&ChiChi組は、華やかながら力強い打撃戦に場内は大きなどよめきに包まれる場面も。現IWGP女子王者として終始、他を圧倒した朱里選手が朱雀で櫻井選手から勝利を収めました。
第2試合には、ザ・グレート・サスケ&タイガーマスク(新日本)&ハヤブサと日本を代表するマスクマンが勢ぞろい。日高郁人&政宗&阿部史典組との6人タッグマッチで場内を沸かせました。サスケ選手が独特の世界観で場内を困惑させれば、タイガーマスク選手が艶やかな技を披露。ハヤブサ選手もリングを無重力で駆けまわりました。持ち前のスピードと連係で最後まで食い下がる相手方を、サスケ&ハヤブサが場外に舞って分断。タイガーマスク選手が逆打ちで政宗選手から3カウントを奪いました。
第1試合は藪下めぐみ選手と志真うた選手の一騎打ち。ベテランに果敢に立ち向かう志真選手に場内から大きな声援が飛びましたが、最後は藪下選手が鮮やかに腕十字に持ち込んでギブアップさせました。
また大会には初代タイガーマスクが来場し、リング上から皆様にご挨拶をさせていただきました。セレモニーでは来年への抱負を語ったのち、関係者から花束贈呈を受けました。
年内最終戦&団体20周年記念イヤーは、今年一番の盛り上がりを見せました。2026年のSSPWの闘いにもぜひご期待ください。