2025年6月12日 レジェンド王座戦、女子タッグ王座戦、邪道軍再来/藤原組長、前田日明氏登場…新間寿追悼興行6・12後楽園

一般社団法人初代タイガーマスク後援会が後援する、初代タイガーマスク佐山サトル主宰「ストロングスタイルプロレス」の後楽園大会が6月12日、東京・後楽園ホールで開催されました。当後援会の新間寿代表理事の追悼興行となった今大会はレジェンド王座戦やSSPW女子タッグ王座戦を含む全7試合が行われました。

3・13後楽園で新レジェンド王者となった船木誠勝選手は、初防衛戦でみちのくプロレス・新崎人生選手を迎え撃ちました。念仏パワーボムや拝み渡りなど新崎選手の世界に引きずり込まれそうになった船木選手ですが、一瞬のスキをついて腕を取り、腕十字、三角締めと流れるように移行。最後は三角締め式の腕固めで勝利を飾りました。

SSPW女子タッグ王座は、王者組・ジャガー横田選手&藪下めぐみ選手がDASH・チサコ&鈴木ユラ組の挑戦を受けました。若さを武器に躍動する挑戦者組に手を焼きつつも、帯や椅子など凶器を効果的に用いて主導権を握り続けた王者組。鈴木選手を孤立させ、藪下選手が変形バックドロップホールドで仕留めました。

久々登場の藤波辰爾選手はスーパー・タイガー選手と組み、村上和成&ブラック・タイガー組と激突。村上選手の挑発に怒り心頭の藤波選手は、伝家の宝刀・ドラゴンスクリューを村上選手にお見舞い。さらに相手方の同士討ちを誘うと、ブラック選手を渾身のドラゴンスリーパーで絞り上げて勝利しました。

間下隼人選手は関根“シュレック”秀樹選手をパートナーに、大仁田厚&雷神矢口の邪道軍とリング内外で凶器が飛び交うカオスな試合で場内を沸かせました。大熱狂の中、パワーで押し込んだ間下&関根組でしたが、終盤に関根選手が大仁田選手の毒霧を食らって失速。関根選手の援護を失った間下選手も最後まで抵抗しましたが、有刺鉄線ボードへのチョークスラムに沈みました。試合後、間下選手は電流爆破での決着戦を要求、大仁田選手も受諾しました。今後の展開にご期待ください。

Sareee選手は、昨年再デビューを果たした花穂ノ利選手とのシングルマッチに登場。感情むき出しの激しい攻防を制したSareee選手が、ダイビングフットスタンプで完勝を収めました。

ザ・グレート・サスケ&阿部史典組、ディック東郷&日高郁人組と試合巧者4人が集結したジュニアタッグマッチは、圧倒的なスピードとキレある打撃で阿部選手がリングを掌握。が、劣勢に見えた“レスリングマスター”東郷選手が流れるようなジャックナイフ式エビ固めでガッチリ固めて3カウントを奪いました。職人技に場内が大いに沸きました。

追悼大会の第1試合は“新間寿の秘蔵っ子”MIRAI選手がSSPWマット初登場。ソイ選手との激闘を制し、新間代表理事に成長を報告しました。

第4試合後には4月に逝去した新間寿代表理事の追悼セレモニーが行われ、初代タイガーマスクほか、第5試合に出場する藤波辰爾選手、“組長”藤原喜明選手、前田日明氏らがリングに登場。新間代表理事の歩みやスタン・ハンセン氏からのビデオメッセージが場内モニターで放映されたのち、黙とうを捧げました。

♦2025/3/13

初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.33

2025年3月13日(木)
開場:17時30分/試合開始:18時30分
会場:後楽園ホール

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