一般社団法人初代タイガーマスク後援会が後援する、初代タイガーマスク主催「ストロングスタイルプロレス」の後楽園大会が6月8日に開催されました。今大会より女子タッグ王座争奪トーナメントがいよいよ開幕し、初戦4試合を実施。またメインイベント終了後、関根“シュレック”秀樹選手がレジェンド王座挑戦を表明し、王者・間下隼人選手もこれを受諾しました。

今大会の注目は女子タッグベルト争奪トーナメント開幕戦。注目を集めるタイガー・クイーン＆梅咲遥組は、佐藤綾子＆KAZUKI組のベテランらしい巧みな場外戦や凶器攻撃に苦しむ展開に。終盤あわやの場面まで追い込まれたTQ選手でしたが、驚異の身体能力を発揮して佐藤選手の大技を着地。すかさず反撃に転じ、梅咲選手のアシストを得てKAZUKI選手の動きを止めると、鮮やかなラウンディングボディプレスを投下して3カウントを奪い、苦しみながらも準決勝にコマを進めました。

SNSなどでも大きな話題を呼んだダーク・タイガーのパートナーX＝ダーク・ウナギ。ヒールに転じたウナギは、のっけからやりたい放題。元々パートナーであったかのようにＤタイガー選手とは息ピッタリで、セコンドについたダーク・パンサー＆ダーク・チーターのサポートも受けてSAKI＆川畑梨瑚組を圧倒。マスクにより表情をうかがうことはできないものの、Ｄタイガーの勝利も当然と言わんばかりのふてぶてしい態度でバックステージへ消えていきました。

ジャガー横田＆藪下めぐみ組は、ダーク・パンサー＆ダーク・チーター組と激突。正攻法ではダーカーズを圧倒し、相手方の凶器攻撃には凶器での倍返しと寄せ付けず。粘るパンサーのウラカンラナをジャガー横田選手が抜群のタイミングで切り替えして3カウント。ジャガー横田＆藪下組が準決勝進出を決めました。

高瀬みゆき＆本間多恵組vs青木いつ希＆関口翔組は、クリーンな熱い闘いに。一進一退の攻防に場内が沸くなか、本間選手がエビ固めで関口選手から3カウントを奪い、トーナメント初戦を突破しました。

メインイベントは間下隼人＆船木誠勝組vs新崎人生＆KENSO組。船木選手と新崎選手は初対戦だといい、ヒリヒリするような緊張感あるグラウンドでの攻防に場内の期待も最高潮に。KENSO選手もらしさ全開で会場を味方につけるも、新王者・間下選手の人気には敵わず。場内の声援に後押しされてリズムを取り戻した間下選手が、必殺のFSRでKENSO選手を沈め、豪華タッグマッチに終止符を打ちました。

試合後、間下選手がマイクを握り来場を感謝すると、第1試合に出場した関根選手がリングサイドに。間下選手の持つレジェンド王座に挑戦表明し、間下選手もこれを受諾。間下vs関根の王座戦にぜひご期待ください。

また休憩あけには初代タイガーマスク、新間寿会長がリングに登場。リング上からご来場の皆様へ向け、挨拶をしました。激励の花束を受け取った初代タイガーは、マスコットガールの野尻栞理ちゃんにタイガー・クイーン選手のレプリカマスクをプレゼント。初代自ら栞理ちゃんに被せるなど微笑ましい光景に会場が笑顔に包まれました。