一般社団法人初代タイガーマスク後援会が後援する、初代タイガーマスク主宰「ストロングスタイルプロレス」の初となる博多大会が3月18日、アクロス福岡にて開催。全6試合が行われました。

セミファイナル前には、初代タイガーマスクと新間寿代表理事が、今大会を全面サポートしてくださった株式会社リムファイン・田村勝成社長とともにリングに上がり、挨拶を行いました。また世界選手権個人スプリント10連覇の元自転車競技選手・中野浩一氏、ボクシング元世界王者・内山高志氏、元クラッシュギャルズのライオネス飛鳥さんらゲストもリング上からSSPWへのエールをくださり、場内も大盛り上がり。博多大会第2弾・第3弾への期待も膨らみます。

ご当地・九州プロレスの各選手、福岡県出身選手らが多数参戦したSSPW初の博多大会のメインイベントには、2･22後楽園で悲願だったレジェンド王座を獲得したばかりの間下選手が登場。間下選手の母とおば、そしてたくさんの友人が応援に駆けつけるなか、船木誠勝選手とタッグを結成し、スーパー・タイガー＆将軍岡本組と激突しました。間下選手はスーパー選手の鋭い打撃、将軍岡本選手の圧倒的なパワーに押し込まれる場面もあったものの、百戦錬磨の船木選手のアシストを得て立て直しに成功。最後はSTOボンバーで押し切って将軍岡本選手から3カウントを奪いました。

セミファイナルは九州初上陸のタイガー・クイーン選手が、かつて一騎打ちで好試合を魅せた彩羽匠選手と強力タッグを組み、梅咲遥＆マドレーヌ組と対戦しました。彩羽選手が鋭く重いキックで何度もどよめきを誘えば、クイーン選手も負けじと初代タイガーマスク直伝の多彩な技を繰り出して梅咲＆マドレーヌ組を圧倒。最後は息の合ったWソバットを披露すると、彩羽選手が梅咲選手を足止めするなか、クイーン選手がタイガー・スープレックスホールドでマドレーヌ選手を沈めました。

関本大介＆TAJIRIvs関根“シュレック”秀樹＆日高郁人は、TAJIRI選手が関本選手をも巻き込んだ“らしさ”全開で試合の主導権を握り続け、関根選手にグリーンミストを噴射。顔面を真緑に染めた関根選手がその名のとおり“シュレック”と化して覚醒し大暴れする誤算はあったものの、その混乱に乗じた丸め込みで日高選手から3カウント。涼しい顔でバックステージへと消えていきました。

女子統括のジャガー横田選手は井上京子選手とのタッグで、堀田祐美子選手＆川畑梨瑚選手との試合に臨みました。堀田選手の力強い打撃にタジタジのジャガー横田選手と井上選手でしたが、経験の浅い川畑選手を捕らえて離さず。井上選手が川畑選手をきっちり仕留め、“最強”を見せつけました。

地元の人気レスラーめんたい☆キッド選手と「白い吟遊格闘海苔商人」の一面も持つ大和ヒロシ選手の一戦は、期せずして「明太子と海苔」の地元名産対決に。めんたいコールと海苔コールが交錯する謎の展開を制したキッド選手が必殺のめんたいスプラッシュで大和選手に勝利しました。

第1試合で魅せたのはライディーン鋼選手と高瀬みゆき選手。15分フルタイムドローとなり決着はつきませんでしたが、ともに退かないパワフルな攻防で場内を沸かせ続けました。

※結果下部にその他写真あり

★2023年3月18日　アクロス福岡大会

▼第1試合／シングルマッチ（15分1本勝負）

△ライディーン鋼（フルタイムドロー）高瀬みゆき△

▼第2試合／シングルマッチ（15分1本勝負）

〇めんたい☆キッド（9分59秒、めんたいスプラッシュ→体固め）大和ヒロシ●

▼第3試合／タッグマッチ（30分1本勝負）

ジャガー横田＆〇井上京子（14分58秒、パワーボム→体固め）堀田祐美子＆川畑梨瑚●

▼第4試合／タッグマッチ（30分1本勝負）

関本大介＆〇TAJIRI（13分48秒、スクールボーイ）関根“シュレック”秀樹＆日高郁人●

▼セミファイナル／タッグマッチ(45分1本勝負)

〇タイガー・クイーン＆彩羽匠（14分11秒、タイガースープレックスホールド）梅咲遥＆マドレーヌ●

▼メインイベント／タッグマッチ（60分1本勝負）

〇間下隼人＆船木誠勝（11分44秒、STOボンバー→体固め）スーパー・タイガー＆将軍岡本●